38. 駿州片倉茶園ノ不二

38. The Tea plantation of Katakura in Suruga Province

版画寸法:縦250 x 横380mm
越前生漉奉書使用
※本商品は江戸時代より変わらぬ技術・技法を継承し、伝統の多色摺り木版画を制作する「江戸木版画」というブランドとして、経済産業大臣指定伝統的工芸品、東京都伝統工芸品に指定されております。


現在、この片倉茶園が静岡県のどこに在ったのかは明かとなっていない。しかし画面からは、大規模な茶園であったことが広い茶畑と、40名に近い働く人たちによって窺われる。
おそらく細かなスケッチから推して、北斎はこうした茶園での作業風景を、実際に目の当たりにしていたのではないだろうか。画中には、手拭いや笠を被った大勢の女性たちによる茶摘みの様子や、摘まれた茶葉を運ぶ男たちなど、子細にみると意外とリアルに描かれているからである。それは別としても、本図は当時の製茶の過程や風俗を窺うことのできる点で、貴重な資料と見なせるものといっていいだろう。
なお本図も、揃中の幾図かにみられる、細微な描写を試みているもののうちの一図である。




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販売価格 18,700円(税込)

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